・左変形性股関節症(人工股関節置き換え) (障害厚生年金3級)61歳・男性

左股関節痛と可動域制限のため、人工股関節置き換え術を施行する。本人からサポートの依頼を受け、主治医が作成した診断書の既往歴に発育性股関節形成不全の記載があり、申請を行ったところ、日本年金機構より、出生時からの状況を申立書に記載するようにとの指示があった。申立書ととともに、出生時の病気と現在の病気との間に因果関係がないことの証拠書類を添付し、審査の結果3級に認定される。

 

・筋硬直性ジストロフィー(肢体不自由) (障害厚生年金2級)48歳・男性

手足に異常を感じたため、総合病院で精密検査をしたところ、難病の筋ジストロフィーとの診断を受ける。徐々に身体機能が低下し、離職を余儀なくされた。傷病手当金受給満了により、本人からサポートの依頼を受け、主治医に診断書の記載をお願いしたところ、日常生活の困難度合いが軽めに記載されていたため、再度主治医に現況をお伝えし、診断書の修正をしてもらい、審査の結果2級に認定される。

 

・脳出血後遺症(肢体不自由) (障害基礎年金1級)46歳・男性

脳出血の後遺症により、肢体不自由となり、就労も困難となった。福祉関係のサポート者からの依頼を受け、主治医に診断書の記載をお願いしたところ、日常生活の困難度合いが軽めに記載されていたため、再度主治医に現況をお伝えし、診断書の修正・加筆してもらい、審査の結果1級に認定される。

 

・統合失調症 (障害基礎年金2級)50歳・男性

約10年前に統合失調症を発症。その後、病状悪化により、幻聴、妄想に悩まされ、就労もままならなかったことから、経済的不安も増し、本人からサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定される。 (5年遡及請求が認められ、初回振込額約

400万円を受給)

 

・慢性腎不全(人工透析) (障害基礎年金2級)59歳・男性

約25年前に糖尿病を発症。その後、病状悪化により、腹膜透析(人工透析)を開始、就労も制限されることから、本人からサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定される。 (約25年前のカルテが初診病院に残っていました)

 

・軽度知的障害・身体表現性障害 (障害基礎年金2級)20歳・女性

 幼少期より知的障害の兆候はあったが、中学校で学習障害が顕在化、高校は通信制に在籍し何とか卒業。高卒後、専門学校に進学するも就学意欲を喪失し中途退学。その後、短時間のパート就労を行っていた。(社会保険の加入無)同居の親族からサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定される。

 

・軽度知的障害・自閉スペクトラム症 (障害基礎年金2級)20歳・女性

幼少期より知的障害の兆候はあったが、中学校で学習障害が顕在化、高校は普通科に進学し何とか卒業。高卒後、障害者採用枠で就職。(社会保険の加入有)同居の親族からサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定される。

 

うつ病 (障害基礎年金2級)48歳・女性

小学校高学年からいじめを原因として、不登校状態となっていた。中学校に進むがほとんど授業に出席できないまま卒業、この頃医療機関を受診し、反復性うつ病との診断を受けていた。その後、就職することなく、自宅に引き籠っていたが、両親も高齢化(80歳を超える)し、経済的不安を心配して、生活支援センターに相談し、センターの担当者からサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定。

※20歳時の受診記録(カルテ)が残っていたため、主治医に診断書の作成を依頼し、審査の結果、遡及して2級に認定される。(初回振込額約430万円を受給) 

 

・多発性硬化症 (障害厚生年金3級)58歳・男性 

手足のしびれ等が出現したため、医療機関を受診するも、病名不詳のまま、一定期間を経過する。その後、症状が緩和されることなく、就労にも支障が生じたため、総合病院で、各種検査を実施したところ、多発性硬化症の確定診断を受ける。仕事にも支障が生じたことからサポートの依頼を受け、審査の結果3級に認定。(本ケースの場合、初診日は申請時点から約10年前であったが、傷病の確定診断がなされた日をもって初診日として取り扱われた。)

 

うつ病 (障害厚生年金3級)40歳・女性

うつ状態が続いていたが、交通事故を起こした(精神的ストレスが増す)ことで病状が悪化し、日常業務にも支障を来すようになり、経済的不安を心配した親族(夫)からサポートの依頼を受け、審査の結果3級に認定。

 

・若年性認知症 (障害厚生年金2級)60歳・男性

トラック運転手をしていたが、物忘れが激しくなり、運転業務にも支障を来すようになり、離職を余儀なくされ、経済的不安を心配した親族(弟)からサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定。(年金額約140万円)

 

・軽度知的障害 (障害基礎年金2級)56歳・男性

知的障害を持ちながら、B型作業所に通所していたが、十分な収入が得られないことから、福祉関係の担当者を通じて、サポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定。


・慢性気管支喘息 (障害厚生年金3級)48歳・女性

気管喘息の症状が度々出現し、就労もできなくなり、様子をみるも症状の改善が図られないこともあり、経済的不安からサポートの依頼を受け、審査の結果3級に認定。 

 

・脊髄小脳変性症 (障害厚生年金3級)33歳・男性 

手足のしびれ等が出現したため、医療機関を受診するも、病名不詳のまま、一定期間を経過する。その後、症状が緩和されることなく、就労にも支障が生じたため、退職を余儀なくされ、総合病院で、各種検査を実施したところ、脊髄小脳変性症の確定診断を受ける。就労が困難な状況からサポートの依頼を受け、審査の結果3級に認定。

 

・双極性感情障害 (障害厚生年金2級)41歳・男性

教員として勤務していたが、激務からうつ状態となり、体調も回復せず休職となる。精神的不安と就労困難な状況からサポートの依頼を受け、審査の結果5年前に遡及して2級に認定。(初回振込額約790万円を受給)

 

・うつ病 (障害厚生年金2級)40歳・女性

過去に勤務していた職場での上司・同僚からのパワハラを原因としてうつ病を発症。就労困難な状況からサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定。

 

・双極性感情障害(障害厚生年金2級) 40歳・男性

過去に勤務していた職場での人間関係、日々の長時間労働などから精神的に疲弊し、うつ状態となる。その後、病名が、双極性感情障害との診断を受ける。就労困難な状況からサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定。

 

・パーキンソン病(障害基礎年金1級) 61歳・女性

約1年前、ご自分で請求するが、不支給の決定を受ける。病状も徐々に悪化していることもあり、再度申請を行いたいとのことで、サポートの依頼を受け、審査の結果1級に認定。

 

・乳癌・術後再発・皮膚・骨・脳転移(障害基礎年金2級) 44歳・女性

約10年前乳癌発症、再発転移により、化学療法、放射線療法等行うが、病状も徐々に悪化し、勤務先を休職。日常生活にも多くの支障があることからサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定。※支給決定前に、病状急変により、他界されました。ご遺族の依頼により、未支給年金と遺族年金の手続きを代行。故人のご冥福をお祈りいたします。

 

・うつ病(障害厚生年金3級) 36歳・女性

勤務先での人間関係、人事異動により職務内容の変更、上司からのパワハラ等を原因としてうつ病を発症。症状も徐々に悪化し、休職を余儀なくされた。就労困難な状況からサポートの依頼を受け、審査の結果3級に認定。

 

・統合失調症(障害基礎年金2級) 42歳・男性

中学生の時に発症。学校にも十分登校できないまま、高校を卒業するが、病気のため就職することもできず、約25年間闘病生活を余儀なくされた。知人から、障害年金の制度について教えてもらい、家族からサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定。20歳時の受診カルテが残っていたことから、5年間の遡及請求が認められた。(初回振込額約440万円を受給)

 

・うつ病(障害厚生年金3級) 49歳・男性

職場の人間関係、長時間労働などから精神的に疲弊し、うつ病を発症。病状悪化に伴い離職。就労困難な状況からサポートの依頼を受け、審査の結果3級に認定。

 

・うつ病(障害厚生年金2級) 37歳・男性

厚生年金3級を受給していたが、病状悪化に伴い、サポートの依頼を受け、審査の結果2級に額改定。

 

・アスペルガー症候群(障害基礎年金2級) 29歳・男性

社会保険に加入し、勤務中であったが、家族からのサポート依頼を受け、審査の結果2級に認定。就労状況、職場での支援の状況等主治医に伝え、診断書を作成してもらうとともに、別途、就労状況(現況申立書)を詳細に記述することで、20歳前障害として、5年間の遡及請求が認められた。(初回振込額約420万円を受給)

 

・統合失調感情障害(障害基礎年金2級) 54歳・男性

約10年前に統合失調症を発症。症状が悪化し、就労も困難なことから、サポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定。

 

・中等度知的障害(障害基礎年金2級) 23歳・男性

家族が障害年金請求を行政機関に相談するも、手続きの煩雑さからサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定。(出生時を初診日とする20歳前障害)

 

・中等度知的障害(障害基礎年金2級) 63歳・女性

成年後見人が障害年金請求を手掛けるも、相当に時間が経過しており、手続きの煩雑さからサポートの依頼を受け、審査の結果2級に認定。

 

・パーキンソン病(障害厚生年金3級) 49歳・男性

厚生年金現存中であったが、病気の進行により、十分仕事ができなくなったことから、給料も減額となり、将来に対する不安を感じられ、サポートの依頼を受け、審査の結果3級に認定。(ヤール度3度)

 

・統合失調症(障害基礎年金1級) 20歳・男性

中学生の頃に病気を発症。学校を卒業後も就職できず、自殺願望も強くなり、精神科病院に入退院を繰り返す。20歳到達時に、家族よりサポートの依頼を受け、審査の結果1級に認定。

 

・双極性感情障害(障害基礎年金2級) 28歳・男性

ご自分で、申請されるが不支給となり、審査請求されるが、決定が覆らず、障害年金の壁を感じられ、サポートの依頼を受け、主治医に現在の状況を反映した診断書を作成してもらい、審査の結果2級に認定。 

その他事例(一部抜粋)

病名

性別

年齢

認定等級

遡及

備考

双極性感情障害

女性

41

障害基礎年金2

 

統合失調症

男性

20

障害基礎年金1級

 

遷延性植物状態

女性

52

障害厚生年金1級

当初差し引き認定で3級に認定され

るが、審査請求で1級に変更

慢性腎不全

男性

58

障害厚生年金2級

 

広汎性発達障害

女性

39

障害基礎年金2

 

統合失調症

女性

27

障害基礎年金2

 

うつ病

女性

50

障害基礎年金2級

 

脳梗塞

女性

54

障害厚生年金1級

 

双極性感情障害

女性

43

障害基礎年金2

 

統合失調症

女性

41

障害基礎年金2級

 

頚髄症

男性

43

障害基礎年金1級

 

うつ病

女性

48

障害基礎年金2

 

統合失調症

男性

49

障害基礎年金2級

 

統合失調症

男性

20

障害基礎年金1級

 

慢性腎不全

男性

55

障害厚生年金2

人工透析

慢性腎不全

男性

62

障害基礎年金2

人工透析

先天性股関節脱臼

女性

54

障害基礎年金2

 

頚髄損傷

男性

64

障害基礎年金1級

 

脳出血

女性

63

障害基礎年金2

右視床出血

そううつ病

女性

62

障害基礎年金2

 

反復性うつ病性障害

男性

60

障害基礎年金2

 

脳梗塞

男性

48

障害基礎年金1級

 

うつ病

男性

61

障害厚生年金2級

 

高次脳機能障害

男性

52

障害厚生年金3級

 

広範囲脊柱管狭窄症

男性

51

障害基礎年金1

 

両進行性難聴

男性

58

障害基礎年金1

 

広汎性発達障害

男性

49

障害厚生年金2

 

反復性うつ病性障害

女性

42

障害基礎年金2

 

知的障害・自閉症

男性

20

障害基礎年金1

 

統合失調症

女性

58

障害基礎年金2級

 

統合失調症

女性

64

障害基礎年金2級

 

統合失調症

男性

47

障害基礎年金2級

 

脳内出血

女性

64

障害基礎年金2

 

統合失調症

女性

59

障害基礎年金1級

 

統合失調症

女性

34

障害基礎年金2級

 

統合失調症

女性

59

障害基礎年金2級

 

統合失調症

女性

36

障害基礎年金2級

 

統合失調症

女性

60

障害基礎年金2級

 

精神遅滞

女性

23

障害基礎年金2級

 

うつ病

女性

50

障害基礎年金2級